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学部系統別志願者:「忙しい教師」敬遠? 教員養成系学部の志願倍率が低下傾向

2018/02/25

 国公立大入試の2次試験が2月25日に全国で始まった。これを報じた毎日新聞(2/25)によれば、今年の志願者数は168大学582学部の募集10万547人に対し、前年より5078人少ない延べ46万5708人。近年は好景気を受けて就職先の選択肢が多いと言われる文系の人気が続く中、教員養成系学部の志願倍率は下がっている。専門家は「教員の過酷な労働環境が知られ、敬遠されているのでは」と分析する。

 学部系統別で見ると、教員養成は3.9倍と前年から0.1ポイント減り、人文・社会の4.9倍、理工の4.4倍より低い。教員養成はリーマン・ショック後で公務員人気が高かった2010、11年度は4.6倍だったが、その後は低下傾向にある。私立大でも教員養成系学部の倍率は低下傾向にあり、2013年度の14.97倍から2017年度には11.47倍に下がった。

 

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