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横浜市立大:学内で現役最年少31歳の教授誕生、再生医学研究で優れた成果

2018/01/23

 横浜市立大は1月22日、再生医学研究で優れた成果を上げている医学部の武部貴則准教授(31)を、15日付で同大学先端医科学研究センター教授に任命したと発表した。これを報じた朝日新聞によれば、学内では現役最年少の教授となる。同大学は「横浜市大の強みである再生医学研究での活躍を後押ししたい」としている。

 同大学によると、武部教授は2013年、iPS細胞から血管構造を持つヒト肝臓原基(肝芽)を作り出すことに世界で初めて成功。肝芽の最適な培養・移植方法を見いだし、ミニ肝臓の大量製造にも成功した。こうした研究成果は科学雑誌「ネイチャー」に掲載されるなど、国際的に高く評価されている。また、デザインや広告の手法で医療情報を伝え、健康行動を促す「広告医学」という考え方の普及にも力を入れているという。同大学が確認できた1973年以降では、学内で最年少の教授就任だという。

 

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