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医師不足対策:対象は私立高、医学科進学者1人を輩出すれば学校に10万円補助

2017/12/17

 茨城県は医師不足対策の一環として、私立高に対して、過去3年間の大学の医学部医学科への進学実績に応じて、補助金を出すことを決めた。これを報じた産経新聞(12/17)によれば、進学者1人につき10万円を出身校に補助する。県私学振興室によると、全国的にみても例がない制度だという。補助金は、県が私立学校の特色ある取り組みに対して助成する「特別分」から配分する。

 助成は、県の深刻な医師不足解消のため、生徒たちの医学部進学を促進する狙いがある。同室によると、過去3年間で県内の高校から医学部医学科へ入学したのは456人で、そのうち半数を超える260人が私立高の生徒だった。大井川和彦知事は1124日の記者会見で「このほか来年度に向け、医療人材確保のため総合的な対策を練っている」と述べ、医師不足解決に力を入れる考えを示している。

 

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