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2018年度入試直前動向:経済・経営・商が高く「文高理低」で推移、河合塾が分析

2017/12/14

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は20171213日、入試・教育トピックスに「2018年度入試直前動向(1)」を掲載した。2018年度入試直前の学部系統の人気傾向を「文高理低」とし、特に「経済・経営・商」学系の志願増加率が高いと分析している。

 これを報じたリセマム(12/14)によれば、2018年度入試の展望を3回に分けて紹介。第1弾となる今回は、秋に実施した第3回全統マーク模試の結果を踏まえながら、学部系統の人気と背景を取り上げている。2015年度入試以降、文系学部人気が続いているなか、河合塾は「2018年度入試も『文高理低』の流れは継続するだろう」と分析。文系では「経済・経営・商」学系が国公立・私立ともに増加率が高く、人気である一方、国公立大の「教育-教員養成課程」は志望者が大きく減少しているという。

 理系学部では、「工」学系が国公立・私立とも前年(2017年度入試)並み、「理」「農」学系は志望者の減少が目立っている。医療系は、国公立は「薬」「看護」は前年並みだが、「医」「医療技術」などは志望者が減少。私立大は「看護」の志望者増が目立っている。2017年度入試まで3年連続で志願者減が続く医学科は、2018年度入試も落ち着いた様相となりそうで、特に私立大医学科は前年比94%と、国公立大以上に志願者の減少率が高くなっている。学部別では、文系では国公立・私立ともに「地域・国際」「法・法律」「経済」「経営」分野などが人気。理系の「工」学系は分野ごとに動向が異なり、「通信・情報」分野は国公立・私立ともに志望者が大きく増加、「機械・航空」「建築」「応用化学」分野などは不人気となっている。

 

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