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長野県立大:2018年春開学へ独自策、1年次全寮制、2年次全員が海外研修

2017/10/29

 県短大(長野市)を4年制化する新県立大が来年4月に開学する。数々のユニークな教育プログラムを掲げ、関心を集めている。長野市内のキャンパス2カ所は今秋に完成予定で、開学準備は着々と進んでいる。これらの準備状況を報じた毎日新聞(10/29)によれば、少人数教育やディスカッション教育、100分授業、4学期制など、数々の教育プログラムを打ち出し、今春、47都道府県で6番目に高い83.9%が県外大学進学を選んだ県内高卒生に目を向けてもらおうとしている。

 さまざまな独自策の中でも、1年次の全寮制と2年次の全員参加海外プログラムが軸になる。全寮制は主体性やコミュニケーション能力を養うことが目的で、2人1部屋が8部屋集まって1フロアを構成し、16人単位で共同生活を送る。フロアごとにキッチンやトイレ、シャワーがあり、寮費は月1万2500円、共益費は月約7500円。2年次に全員が参加する海外プログラムは、グローバルな視野の獲得が狙い。レスター大学(英国)など7カ所から研修先を選び、語学と専門分野を2~4週間で集中的に学ぶ。航空機代を含む研修費は約30万~60万円。研修先ごとに学ぶ内容に特色があり、スウェーデン市民大学ウプサラ校の研修では「核廃棄物処理と市民参加を学ぶツアー」や「日系企業の工場訪問」が予定されている。

 

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