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　「アドミッション・ポリシー（AP）」をご存じだろうか。その大学が求める「入学者受け入れ方針」のことで、受験生などにとっては、大学側の説明や入学案内などで、今やすっかりおなじみになっている。今年度に入って、このAPを詳しく示す大学が増えているのだ。これを報じたベネッセ教育情報サイト（10/26）によれば、APはもとより、カリキュラム・ポリシー（教育課程編成・実施の方針：CP）、ディプロマ・ポリシー（卒業認定・学位授与の方針：DP）をセットにした「3つのポリシー」の策定と公表が、国公私立を問わず全大学に義務付けられたからである。

　今までAPの策定はあくまで各大学の裁量で定めるもので、CPやDPと一体にする必要もなかったため、とかく抽象的な表現になりがちだった。しかし今年度から3つのポリシーを策定・公表することが義務化され、各大学は、3つが整合性を持つよう、策定や見直しをすることが求められた。すでにAPの見直しは、多くの大学で始まっており、以前に比べてずいぶん具体的になっている。