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香川大:「臨床心理学科」新設、国立大医学部内は初で認知症や緩和ケア

2017/08/31

 香川大は8月30日、2018年度からの設置に向け文科省に申請していた医学部への臨床心理学科の新設と、大学院農学研究科の改組が認められたと発表した。これを報じた産経新聞(8/31)によれば、国立大で医学部内に臨床心理学科が設置されるのは初めて。認知症やがん治療の緩和ケアなど、医療分野での臨床心理のニーズに対応する。定員20人で、社会心理学や司法心理学などをカリキュラムに組み込み、国家資格の「公認心理師」の受験に対応するほか、付属病院でチーム医療なども学ぶ。

 農学研究科の改組では、従来の3専攻を「応用生物・希少糖科学」の1専攻に統合、新たに「希少糖先端科学」、「環境生物科学」、「生物化学・食品科学」、「応用生命科学」の4コースを設置する。また、基盤科目に同大の希少糖研究を題材にイノベーションマインドを学ぶカリキュラムなどを設ける。定数は60人で変更なし。

 

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