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大学の看護教育:「学修目標」で質向上目指す、文科省がモデル案

2017/07/05

 文科省は7月5日、「看護学教育モデル・コア・カリキュラム」の案を公表した。これを報じた医療看護ニュース(7/5)によれば、看護系人材を養成する大学の教育の充実や質の向上などにつなげる狙いがある。カリキュラムの「モデル」を策定するのは初めて。看護系人材として求められる資質・能力を明確化しており、「心肺停止状態にある患者への基本的な対応について実施できる」といった具体的な「学修目標」を示している。これに基づいた教育が2019年度から各大学で行われる予定。

 看護系大学の増加や地域包括ケアシステムの構築などを踏まえ、学士課程における看護学教育の充実や質の保証が求められている。こうした課題に対応するため、文科省は、カリキュラムの「モデル」を策定する必要があると判断。今回示したモデル案では、看護職として求められる基本的な資質・能力、看護の対象理解に必要な基本的知識、看護実践の基本となる専門基礎知識、臨地実習―などの分野の項目ごとに「ねらい」と「学修目標」を示している。

 

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