NETWORK NEWS

日本大:オーストラリアにニューカッスル校設立へ、初の海外キャンパス

2017/06/13

 日本大(本部・東京都千代田区)は6月12日までに、同大初となる海外校をニューサウスウェールズ(NSW)州ニューカッスルに設立することを明らかにした。これを報じたビジネス情報のNNA(6/13)によれば、少子化で国内の高等教育産業が頭打ちになる中、多文化で人口も増えているオーストラリアに目を向けた形だ。開校時期など詳細はまだ未定だが、同大はすでに、同地の旧裁判所施設を購入。

 日本大広報部は「ニューカッスルに取得した土地や建物は、現在利用方法について学内で検討中」としているものの、地場の学生や日本からの留学生の最大200人を受け入れる教室や図書館、100人分のドミトリー施設などとして利用するため改修する方針だ。同大の大塚吉兵衛学長は「初の海外校として、多文化社会で、異文化を尊重するオーストラリアが選ばれたのは自然の流れだった」などと話した。地元のニューカッスル大とも競合になりにくいことなどから、NSW州のブレア貿易相は「ニューカッスル経済だけでなく、地域社会の文化交流面でも有益だ」と歓迎している。

 

一覧に戻る