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名城大:5月からの学食「100円朝食」が大人気、遅刻防止効果も

2016/07/21

 学生に朝食を食べる習慣を身につけてもらおうと、名城大が今年5月から学食で朝食を100円(税込み)で提供し始めたところ、朝食利用者が約8倍に増えた、と毎日新聞(7/21)が報じた。同紙によれば、健康管理や遅刻防止、1限目の出席率向上という狙い通りの効果が出ており、当初は8月2日までとしていた期間の延長も検討する。大学によると、100円の「ワンコイン朝食」は、下宿生が多い関東や関西の大学の一部で実施しているが、地元出身の学生が比較的多い東海地方では珍しいという。午前8時。30分後の開店を前に約15人の学生が待ち構えている。

 学内2カ所の学食で実施。献立は「カレーライスと果物」と「焼きたてパンと飲み物、ゆで卵」の2種類。1限目が午前9時10分開始のため「100円」は午前9時まで。以降は通常の250円で提供する。大学は、遅刻防止などのほか、学生たちの触れ合いの場を提供することも目的にしている。導入前は朝食の利用者が1日平均約20人だったが、導入後は約150人になった。通常の朝食との差額の負担は、卒業生で作る校友会に援助を依頼し、快諾を得たという。

 

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